騙されないメンズスーツのトレンドを徹底解説~20代・30代は40代以上と違う
タク

流行は知っても振り回されるながモットーのたくじです。

今回は秋冬のメンズスーツのトレンド解説を。

カジュアル服とスーツ、さらに日本と海外でもトレンドは大きく変わってきます。

秋冬メンズスーツのトレンド

秋冬メンズスーツのトレンドを調べて見ると、一番多く出てきたのはクラシック。

また、サイズ感はタイトな細身スーツは今や時代遅れ。

秋冬はゆったりと着れるサイズ感がトレンドだそうです。

色についてはブラウンやベージュ。

この辺は毎年のトレンドというよりも、メンズスーツの秋冬の定番カラーですね。

他には、チェック柄も注目されているという情報もありましたが、こちらも毎年のトレンドというよりも秋冬の定番です。

これらの情報から分かってくる通り、スーツにカジュアル服のような分かりやすい毎年変わるトレンドはありません。

変化があるとしても、毎年ゆるやかに変わっていくもの。

バブル時代のスーツのサイズ感の大きさや肩パッドなどを見れば分かる通り、長い年月をかけて見たら、大きく変わったなといった感じもの。

秋冬メンズスーツのトレンドの罠

なのに、秋冬メンズスーツトレンドで調べて見ると、色々と情報が出てくる。

これはなぜでしょうか?

ここは主な情報発信源を見れば分かります。

試しにGoogleで『秋冬スーツトレンド』で検索してみてください。

上位に出てくるサイトはスーツ店か、ファッション関連のサイトがほとんど。

つまり、スーツを売りたい人側のサイトですね。

お店側はなるべく多く商品を売らないと商売にならない。

これはカジュアル服では特にその傾向が強いのですが、そのためにトレンドを業界で作って、なるべく毎年買ってもらおうという作戦です。

今は品質がどんどん上がっているので、着れる限界まで着ていたら、なかなか買い替えてもらえませんからね。

そこで、トレンドを作出して、実用性はなくてファッション性で買い替えてもらおうという作戦です。

が、最初にも言った通り、ある程度デザインが決まったスーツにはカジュアル服のような分かりやすいトレンドはありません。

特に日本ではスーツ量販店が充実しているため、その傾向がさらに強くなっている傾向にあります。

なので、海外の情報なども取り入れて、秋冬メンズスーツトレンドといった情報を発信しているわけですね。

カジュアル服と違ってビジネスで使うならスーツは毎日着る実用品。

そのため、2~3年も着ればダメになるため、そのスパンで買い替えれば十分ですね。

そして、その時に買う新品のスーツには、ちょっとずつ変わるスーツのトレンドも反映されているため、スーツの場合は特に意識しなくても、普通に買い替えていれば大きく外れる心配はありません。

20代・30代は40代以上の男性と違う

では、秋冬メンズスーツトレンドに挙がったサイズ感はどうなのでしょうか?

年度は関係なく定番のカラーや柄と違い、クラシック回帰でスマートからゆったりめにサイズが変わっているというやつですね。

これはカジュアル服でビッグシルエットが流行していることも影響しているのかもしれません。

また、この情報を発信していたいくつかのサイトは、どこも海外の情報と画像を使っていたので、海外では実際にそうなっているのかもしれません。

が、海外と日本ではファッションの状況が違います。

日本人と欧米人では体型もかなり違いますからね。

さらに、カジュアル服ではたしかにビッグシルエットが流行していますが、それと同じくスキニージーンズなどもまだまだ健在。

ユニクロなどでも定番アイテムとして扱っていますからね。

そして、年齢や体型によっても似合うシルエットが違ってきます。

ハッキリ言ってスマートなシルエットが似合うのは20代・30代ですから。

40代以上でもそういった細身なスーツが似合うのは、よっぽど自己管理が出来ている人。

今回の秋冬スーツトレンドで検索して、実際に出て来た画像で映っていたのは欧米の40代以上の男性のみ。

なので、秋冬スーツトレンドのサイズ感はクラシック回帰でゆったりめというのも、40代以上の男性だったら毎年定番のスタイル。

たしかに今はタイトな細身過ぎるスーツは旬ではないですが、20代・30代の細身~普通体型の男性であれば、スーツはスリムな方がスマートに見えます。

なにしろスーツはカジュアル服よりもサイズが細かく、より身体をキレイに魅せるためのアイテムですから。

40代以上のお腹が気になる男性でもなければ、ゆったりサイズも特に気にしなくても問題ありません。

スーツはトレンドよりも季節感が大事

流行が小さいスーツのオシャレで大事なのはトレンドよりも季節感。

上でも解説した通り、カジュアル服より基本形がカッチリ決まっているスーツのトレンドはあってないようなもの。

あっても年々ちょっとした変化なので、使い古して定期的に買い替えていけば、時代遅れになる心配もありません。

トレンドがあるように見せているのは、あくまで商品を売りたいスーツ業界の戦略です。

スーツの場合、トレンドよりも着こなしに季節感を出す方がよっぽど効果的。

特にお洒落に無頓着な人がやりがちなのが、夏以外は同じずっと同じスーツを着て、ワイシャツやネクタイも同じもの。

冬になったらコートを着るだけといった感じで。

こまめに洗濯しているなら、それでも清潔感を保つことは出来ますが、ファッション性は出すことができません。

オシャレにスーツを着こなしたいなら、季節に合わせてアイテムを変化させましょう。

春なら桜をイメージさせるピンク系、夏なら涼しいブルー系を取り入れるといった具合に。

寒い冬はスーツ自体をニット素材など、暖かい材質のものに変えるのも効果的。

さすがにスーツを変えるのはお金がかかるというのなら、ネクタイやワイシャツだけでも季節に合わせて変化させましょう。

ネクタイやワイシャツだったら、季節ごとに揃えてもそこまで予算はかかりませんから。

白などの一年中使えるもの軸に、季節ごとに数点プラスするだけでも、コーディネートのローテーションに変化を付けることができます。

トレンドを感じさせるなら小物で変化を付ける

季節感だけじゃ物足りない。どうしてもトレンドも取り入れたいのなら小物で変化を付けるというのもアリ。

上でも解説した通り、スーツには大きなトレンドはありません。

が、小物の場合、スーツよりもトレンドが出やすい。

例えば、ネクタイやワイシャツのカラー。

また、シャツに関しては襟やボタンに変化がある場合も。

スーツよりも変化が付けやすい場合、流行が起こるとすぐにそれに合わせて変化を付けてきます。

トレンドをチェックするのは簡単。

トレンドのカラーや形の商品は売り場に一気に増えますから。

また、ネクタイやワイシャツ以外では、ビジネスシューズやバッグにもトレンドが起こる場合があります。

カジュアルでも流行ったためか、一時期はビジネスシューズでもつま先が細く尖がったものが増えましたから。

今はかなり数が減りましたが、流行が起こっていたときは、そういったビジネスシューズが数多く展開されていました。

さらに、遊び心が強いカフスなんかも変化が起きやすい。

もともとがスーツのアクセサリーみたいなものですからね。

職場によっては付けられないところが多いと思いますが、OKな職場ならトレンドなおしゃれを楽しむためにも、積極的に取り入れましょう。

この記事を書いた人

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モテたくて服に300万円以上使って、ショップとブランドを徹底研究。
結果、ファッションコラムで執筆する機会もできました。
難しいコーデ術は一旦置いて、最短で女性ウケがいいノウハウを紹介します。

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